【ドッグフード】愛犬の「食」を考える(1)~わたしのドッグフードの選び方

我が家の愛犬クリンは、14歳になるまで持病というものがありませんでした。また次女のニコも12歳で乳腺腫瘍がわかるまでは元気いっぱいでした。

「その歳まで大病していないなんて、いいね」「どんなことに気をつけていたの?」

そんな風に声をかけていただくことがあります。すごく特別なことをしているわけではないのですが、気をつけていたのは「食べるものを選ぶ」ということです。

とはいえ、すべて手作りで作っているとか、オリジナルで作ってもらっているとかそんな大げさな話ではなくて、自分の知る知識の中で、市販のドッグフードや犬用おやつの選ぶ基準を持っているだけなんです。

 

 

原材料表記は必ずチェック

 

前職で人間の体のしくみなどを勉強していて、そこでサプリメントや健康食品などの商品開発に少し関わることがありました。その際原料メーカーの方から、原材料や原材料表記などについて教えてもらいました。そこでそれまでほとんど知らなかったいろんなからくりがあるということがわかりました。

それ以来、ドッグフードやおやつなどを買う時には必ず「原材料表記」をチェックするようになりました。

 

この原材料ですが、知るととても恐ろしいものもあります。我が家でよく使っているドッグフードの原材料表記を参考にしてみます。

原材料は、多く含まれる順に記載されています。

このフードの場合、一番多く含まれているのが「子羊肉」、次いで「米」「玄米」となります。

このフードを選んだのは、食用肉が使われていること、原材料の中に毒となる添加物が含まれていなかったからです。ハイシニアでも食べやすい超小粒サイズだったのもありがたかったです。

健康の基本は「食べること」「出すこと」「運動すること」です。これに気を付けるだけで、体の状態はかなり変わると考えています。

 

我が家の長女クリンは15歳から強い食べムラがあり、食べてくれるドライフードがなかなかありませんでした。嗜好性の高いフードは大抵添加物が入っていて、それでもなかなか食べない状況だったので、無添加のプレミアムフードはまったくといっていいほど食べてくれませんでした。

お菓子等と一緒で、無添加の味付けの薄いものより、味のしっかりした強い香りのお菓子の方がおいしく感じます。クリンの場合もそうで、シニアになって匂いにも鈍感になっていたこともあり、好んで食べるのはいわゆるジャンクフード的なジャーキーなどで、一時ドライフードはほど食べませんでしたが、このフードは奇跡的に食べてくれましたので、とても安心したことを記憶しています。

 

 

原材料表記のルールを知ろう

 

「添加物は体に悪い」と言います。

できれば摂りたくない添加物ですが、全く使わないとなるとそれはそれで結構大変です。例えば保存料が入っていないと日持ちしませんし、酸化防止剤が入っていないとすぐに酸化してしまいます。

我が家のクリンは肝臓が弱く、何かあるとすぐに肝臓に影響が出てしまいます。食べムラが絶好調の時は、かなり偏った食生活で、その頃は「食べるものなら何でもいい」と思っていました。

実際クリンが好んで食べたのは、添加物たっぷりのジャーキーでした。

 

愛犬用のフードやおやつなどには、添加物が使われているものがたくさんあります。

ホームセンターやスーパーで売っているフードやおやつは添加物が入ったものが多いですが、これはおそらく価格の問題だと思います。ペットショップなどでは「こだわりのフード」や「プレミアムフード」などをコーナーを設けて置いているところも増えてきていますが、一般に売っているフードの2倍以上の値段のものがほとんどです。

 

ホームセンターにも「無添加」を謳っている商品はありますが、原料に加工食品が入っている場合、加工の際に使用した添加物は、「表記しなくていい」ということになっています。わたし調べですが、無添加とパッケージに記載してある商品も、裏面を見るとほとんど加工食品が入っていました。

 

 

加工食品とは?

 

では加工食品について少しお話します。

たとえば「肉類」。これは肉そのものではありません。臓器・副産物なども使用した加工食品です。そして発色剤や着色料や香料など、加工する際に様々な添加物が使われているといわれています。

上の画像は、無添加を大きく謳っているドッグフードです。裏面表記を見てみると、肉類(鶏胸肉・ささみ・砂肝)となっています。

胸肉とささみと砂肝がミックスされているから肉類、と思ってしまいますが、これらを加工する際に使用している添加物は表記しなくてよい、ということなんです。もし添加物を使用していない場合は、肉類という表記にせずに、鶏胸肉・ささみ・砂肝、という表記になります。ということは、肉類に添加物を使用している可能性が非常に高く、全くの無添加であるとはいえないんです。

 

〇〇ミール〇〇ミート〇〇〇〇類調味料なども同じで、これらはすべて加工品であるため、残念ながらどんな添加物が入っているのかわかりません。(上の画像にも油脂類、とあります)

安いペット用食品の中には、工業用の油などを使用していることもあるそうですが、これも加工した原料に入っている場合、表記しなくても良いとされています。

 

わたしたち人間が、添加物が多量に使われている食べ物を長期間食べ続けると想像してみてください。ファーストフードや加工肉、コンビニ弁当やカップラーメンを食べ続けたらどうなるでしょうか。

忙しい時など、手軽に摂れる食べ物はとても重宝しますし、添加物が入った食べ物は嗜好性が高いものが多く、とてもおいしいんです。正直わたしも大好きです。

でもそればかりを食べ続けると、栄養バランスが悪くなります。吹き出物ができたり、下痢になったり、病気になることもあります。

 

これをドッグフードに置き換えて考えてみます。

先述した肉類・ミート・ミール等、よくわからない添加物が使われているドッグフードを与えるということは、知らずに加工食品を食べ続けるということになります。

ちなみに、人間用で使用禁止されている添加物が約300種類あるのに対し、ペットフードで使用禁止されているのは10数種類だといわれています。

使用禁止になるのは、発がん性などの強い健康被害の恐れがあるからです。

すべての添加物が悪いということではありませんが、健康被害の恐れがある強い毒性の添加物を避ける、また不必要な添加物は排除するだけでも、その後は大きく変わると考えています。

 

 

どんなドッグフードがいいの?

 

ドッグフードで一番安全なのは、「ヒューマングレード」のフードです。ヒューマングレードとは、人間が食べることのできる品質が保証されているものです。これは、裏面の注意書きを見るとすぐにわかります。

 

「これはペット用フードです」

「子供の手の届くところに置かないでください」

「子供がペットに与える時は必ず保護者監視の元で与えてください」

「ペット以外に絶対に与えないでください」

 

表現がどんどん強くなっています。表現が強い=人間が食べてはいけないものが多く入っている、というこで、人間に使用してはいけない添加物が使われているということがいえます。

注意書きにこのような表記がないものは、ヒューマングレードであるといえます。実際に犬用で販売されている商品の中にも、全くこれらの注意書きが入っていないものもあります。できるだけ品質の高いものを選ぶ、また表現が弱いものを選ぶ方がより安全性は高いといえます。

 

 

毎日食べるドッグフードは、できるだけ良いものを選ぶ方が先々病気になりにくい、と考えています。

我が家の愛犬は、ドッグフードはできるだけ安全性の高いものを選ぶようにしていました。クリンを我が家に迎えた頃は、プレミアムフードといわれるドッグフードは2~3種類しかありませんでしたが、その中で選んで食べさせていました。

 

とはいえ、我が家でも体に良いものばかりを与えていたわけではありません。

クリンの食べムラで毒性の強い添加物の入ったジャーキーしか食べなかった時のことです。丸2日そのジャーキーしか口にしないことがあったんですが、様子がおかしかったので病院に行ったところ、血液検査で肝数値が1000オーバーとなっていました。

今でもそのジャーキーは好きなようで、食いつきの悪い時などはお世話になることがありますが、そればかり食べるとどうなるかわかっているので、できるだけ使わなくて済むように気をつけています。

 

今ではたくさんの種類のプレミアムフードが出ています。ネット通販などが主流ですが、先述したように最近ではペットショップなどでも取り扱いが増えてきました。

もしフード選びに悩んでいるという飼い主さんがおられたら、一度ペットショップのドッグフードコーナーで、裏面の原材料表示を確認してみてください。肉類・ミート・ミール、~粉・調味料などの加工食品は、実に多くのフードで使われているということがわかります。

そして、表記順もぜひご確認ください。「肉類」が一番に書いてあるドッグフードは、極力避けた方がいいと思います。

 

 

日々の食生活で体の質は変わる

 

わたしたち人間は、食べるもので体を作っています。食べ物の質で体の質は変わります。それは犬もまったく同じです。

毎日家で作ったご飯を食べている人と、コンビニ弁当やファーストフード・お菓子ばかりを食べている人とでは、体の質は大きく変わります。ヒューマングレードのドッグフードを主食とする犬と、添加物が含まれるドッグフードを主食とする犬とでは、歳を重ねるにつれ体の質は大きく変わると考えています。

 

ドッグフードを選ぶ基準は人それぞれですが、多少値が張ったとしても、良いドッグフードを与えていると医療費はかなり軽減できると思います。少なくとも我が家の場合はそうでした。

プレミアムフードといわれるフードは、1㎏ 2000円~くらいの金額で、一般的なドッグフードはキロあたり数百円くらいのものもあります。これを食肉で考えてみてください。

プレミアムフードでも100g 200円です。一般的なフードだと、100g 数十円ということになります。肉の含有量は100%ではありませんし、加工する費用も入っているとしたら、どんな肉を使っているのか想像できると思います。

 

高いドッグフードは抵抗がある、といわれる方もおられますが、コンビニでお弁当を買っても500円くらいします。外食したら1000円はかかります。ドッグフードは小型犬の場合だと1ヶ月 5000円程度、1日に換算すると200円弱で病気になりにくくなると思えば、病院で1回の診察で5000円払うことを思えば、決して高くはないと考えています。

値段がすべてではありませんが、人間の食べるものを選ぶ時と同じ感覚で見てみてください。ある程度値段が高くても、食べるもので体の質が決まるとなれば、絶対に高い買い物にはなりませんし、医療費や体の不具合を鑑みても、トータルで考えれば結果安くつくと考えています。

高いドッグフードを食べていたら絶対に病気にならない、ということではありません。もちろん運動も必要ですし、シニア期に入ったら健康診断を受けて不具合をいち早く見つけることも大切です。ただ自分の経験上、良いフードを選んでいる方が病気になりにくい、と感じています。

 

愛犬が若くて元気なうちはトラブルも起こりにくいですが、シニア期になると、途端に様々な不具合が出始めます。できれば若いうちから良いものを与える方が、後々の結果は大きく変わると思っています。

 

ドッグフードも、今はたくさんのメーカーからいろんなものが出ています。犬種や体質、持病や体調によっても選べるので、うちの子にあったフードを選んであげてくださいね。

 

次回は、添加物についてもう少しお話させていただきます。

 

【ドッグフード】愛犬の「食」を考える(2)につづく

 

 

ライター:福井 惠子

 

 

 

 


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