ワンワンラボにご訪問いただいている愛犬家の皆様へ
随分とご無沙汰してしまい、大変申し訳ございません。
このサイトは2名で運営しておりますため、毎日更新が難しくなっております。
また我が家の愛犬の調子が悪く、そちらを優先させていただいていたため、長期に渡り手付かずの状況でした。
これからも不定期での更新となる可能性が高いですが、良いと思ったことや共有させていただきたい情報などは都度配信していきたいと考えております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
―ワンワンラボ
愛犬情報
犬種:ミニチュアダックスフンド
病名・症状:胆泥症、子宮疾患、心臓疾患
発症年齢:14歳、15歳、16歳
発症の経緯:病院の検査で発覚
治療法:通院、入院、外科手術
今更ながら思う、保険の大切さ
我が家は3頭の愛犬がいますが、一番年長の子が16歳を迎えるまではさほど保険の必要性は感じていませんでした。
クリンを我が家に迎えたのは18年前。保険はありましたが、当時はペット保険が普及しておらず、知っていたのは1社だけでしたし、病院で保険取扱というのも一般的ではありませんでした。
その頃は「犬も老化する」ということなど全く考えておらず、いつまでも当たり前に元気に傍にいてくれると思い込んでいました。
クリンが1歳を迎える前くらいの頃、誤飲騒動で一度だけ救急病院にお世話になったことがありましたが、それ以来14歳になるまで、年1回のワクチンとフィラリア予防、狂犬病の注射くらいしか病院に行くことはありませんでした。
クリンが14歳の時に胆泥症が発覚してから定期的に病院にかかるようになり、15歳の後半で入院を経験してから、体のあちこちに不具合が出始め、結構医療費がかかるようになりました。
今では保険もいろんな種類のものがあります。保障も手厚いものから軽いものまで。掛け金も様々です。
ただ、いろんな種類の中から選べるのは大抵7歳まで。8歳になると途端に選べるものが少なくなってしまいます。
今回は、自分なりに保険について感じたことを書いてみたいと思います。
掛け捨て保険の元はとれる?
保険は、何かあった時のために掛けるもの。掛けるのは元気なうちで、慢性疾患などがあると保険適応外になったり、中には加入できないものもあります。
保険は人間とほとんど同じ運用です。人間の場合は自分の意志で加入できますが、犬の場合は飼い主の意思によります。
クリンが我が家に来た時は、年をとってしまうことなど全く考えもしませんでした。人間の約4倍ものスピードで年老いてしまうことも、人間と同じように老化することも、全く頭にありませんでした。
クリンが定期的に病院のお世話になりだしたのは14歳。胆泥症が見つかり、当時かかっていた病院で手術を勧められたことでサードオピニオンまで受けました。それでも3つの病院での検査費用の合計は10万円程度のものでした。
この時も、「保険に入っているよりも医療費は安いし、うちは保険は必要なかったなぁ」なんてのんきに考えていました。
15歳になり、子宮の不具合が出始め、食べムラや食い渋りに悩むようになりました。そのあたりから医療費がかさむようになり始めました。そして2015年10月に初めての入院。この時に初めてひと月で医療費が10万円を超えました。
16歳になり、心臓の不具合が出始め、薬の量が増えました。定期的に検査をするための費用もかかってきます。
17歳になり、些細なことでも病院に行くようになり、更に医療費がかかるようになりました。そして17歳8ヶ月を迎えた頃に転院し、手術を受けました。
17歳の1年間で、医療費は余裕で7桁を超えました。
そして18歳になった現在、下痢をしただけでも病院のお世話になるようになりました。
そうなんです。なんと17歳からのたった1年ちょっとで、保険料は十分元がとれる計算になりました。
今ではワンコもとても長生きになりました。15歳を超えるハイシニアもたくさんいます。愛犬が長生きしてくれるのはとても嬉しいことですが、その分費用はかかります。
自分の経験でいえること、それは「保険は絶対にかけておいた方がいい」ということでした。
気をつけよう!保険加入の年齢制限
我が家のクリンは18歳、そして次女ニコは今年16歳。もはや保険に入れる年齢ではありません。
15歳でも入れる保険はありますが、内容は決して充実しているとはいえません。
末っ子みのすけは現在8歳。8月で9歳になります。
クリンの経験を踏まえ、みのすけだけは保険に入れようと調べたところ、いいなと思う保険は年齢制限で引っかかってしまいました。保険加入の年齢は、ほとんどが7歳まででした。
もう少し気づくのが早ければ選ぶことができましたが、8歳になってしまった今、選べるものは数少なくなってしまいました。
保険にはいろんな種類があります。怪我や事故など突発的なものについては大抵の保険でカバーできますが、実際医療費のほとんどは「慢性疾患」にかかります。我が家でも医療費はほぼ慢性疾患に対しての出費です。
動物病院は自由診療のため、毎月のお薬代・検査費用などは病院によって様々です。うちでも過去にいくつかの病院を渡り歩きましたが、症状から病気を特定し、しっかりと治療してくれる病院はなかなかありません。
今かかっている病院は本当に素晴らしい病院です。しっかりと原因を特定してくれて、治療をしていただけます。ですが病気を特定するということはそれだけ検査も必要となり、医療費はどうしても高額になってしまいます。
クリンはこの病院に転院したからこそ今でも元気でいてくれていると思っていますが、毎月の医療費が家計を圧迫しているのは事実です。
使用限度や条件も注意しよう
実際に慢性疾患に罹患して初めて、保険の必要性を実感しました。この経験から、みのすけは9歳を迎える前に駆け込みで保険に加入しましたし、今後もし新しい子を迎える時には、必ず保険に入ろうと思っています。
我が家のクリンとニコでかかった医療費で考えてみると、毎年のワクチンやフィラリアなどの薬代は除いて、医療費の9割は慢性疾患によるものでした。薬代だけでも月に数万円かかりますし、定期的に検査が必要となります。また若い頃なら様子見していたような小さな変化でも、高齢になれば命取りになることもあります。ですから病院のお世話になる頻度はどんどん増えていきます。
うちの場合はクリンとニコがハイシニアに同時になってしまったため、医療費が二重でかかってしまいます。
こんなことなら保険に入っておけばよかった…と思っても後の祭り。今更ながら保険について調べてみて、いろんな種類があることを知りましたし、長生きしてくれることはとても嬉しいことですが、医療費も右肩上がりにふえていくことを実感しています。
保険を選ぶ時に気をつけてください!
・加入年齢に上限がある
・慢性疾患と認定されたら使用できない場合がある(※このタイプが多い)
・年齢とともに掛け金が高くなる(※驚くほど高くなるものもあります)
・保険適応外の病気が保険ごとに設定されている場合がある
もちろんどの保険も規約にしっかりと記載されていますが、細かい字で書いてあることと、結構難しい言い回しだったりするので、もし加入を考えておられるなら、電話で問い合わせしてみるのが一番手っ取り早いと思います。
ネットで検索すると、ペット保険の商品比較サイトなども多くあります。掛け金だけでなく、保険適応外の病名なども書いてあったりと、飼い主さんにわかりやすく説明してあるサイトもあるので、一度検索されることをおすすめします。
愛犬の病気は、飼い主にとってとても辛いものです。ただでさえ精神的に辛い状況の中、医療費という金銭的負担が大きくのしかかります。
愛犬には長生きしてほしいですし、もし病気が見つかったらしっかり治療してあげたいと思いますよね。若い頃はどれだけ元気であっても、それが一生続くわけではありません。「うちの子は元気だから大丈夫」、そんな保障は全くないのです。
もしまだ保険に入っておられないなら、一度保険加入について真剣に考えていただけたらと思います。
ライター:福井 惠子