【動物病院の選び方】獣医さんも使い分け時代

愛犬情報

犬種:ミニチュアダックスフンド

病名・症状:ヘルニア(誤診)⇒関節の不具合・骨粗しょう症

発症年齢:15歳

発症の経緯:歩行がおかしくなった、時々カックンとしりもちをつく

治療法:ステロイド注射⇒サプリメント投与、月1回の整体

 

 

チャッピーの異変とステロイド投与

 

我が家の愛犬チャッピーは、元繁殖犬です。11歳の時に我が家に迎えました。

うちに来た時、歯はボロボロ、おまけに乳腺腫瘍もありました。来てすぐに病院にて乳腺腫瘍摘出と顎の手術、しばらくして卵巣嚢腫が見つかり、そのとき避妊手術もしていただき、残った歯は左側に3本だけになりました。

来た当初は触られることすら慣れていないような状態でしたが、少しずつ人間に対する不信感が薄れ、初めてわたしが寝転んでいるお腹のところに来て、背中をくっつけて寝てくれた時はとても感動しました。

こんなに小さなこの子が、どれほど辛い思いをしてきたのだろう。そう思うと、より愛おしく感じました。このまま元気に長生きしてほしい。なので少しでもおかしいと思うとすぐに病院に駆け込んでいました。

 

ある日、チャッピーの歩く姿がおかしいことに気付きました。15歳という高齢であるため、脚が悪くなってしまったのかと思い、すぐに病院へ。診察の結果、おそらく椎間板ヘルニアであろうと診断されました。

痛みはさほどなさそうに見えましたが、週3回2日置きにステロイド注射をすることになりました。

治療が始まり、少しは改善されたようにも思いましたが、チャッピー自身は元気なさそうに見えるし、ステロイドを使い続けることへの不安もありました。ステロイドは根本治療ではないこと、副作用が怖いことなど、あまりいいものではないという認識でした。獣医さんへ「こんなに注射し続けて大丈夫ですか」と聞いたら「それほど多量ではないので」と言われましたが、疑問を持ちました。

 

 

セカンドオピニオンの選択

 

何度か治療のために病院に通っていましたが、ある日わたしがよく利用する犬の総合施設(トリミング・ホテル・カフェ・ドッグラン・しつけ教室などが併設されているところです)に行った際、そこのオーナーで犬のことにとても詳しい方に、自分の中にある不安や今のチャッピーの状態、治療内容などを相談しました。

すると、その方はチャッピーの背中や体を触られてこういわれました。

 

「この子はヘルニアには思えない。もしかしたら股関節とかではないの。背中シュッとしてるよ。」

 

その方がいわれるには、椎間板ヘルニアの場合、麻痺などが症状として現れたりすると言われていました。ヘルニアだと診断された時の話をすると、レントゲンを撮ったか聞かれたので、撮っていないと言ったところ、別の病院を紹介するとおっしゃってくださいました。

 

紹介先の病院の先生は、診断医としてはとても信頼できる先生だということで、電話をしていただきさっそくその病院に行くことにしました。電話はそばで聞いていましたがちょっと笑ってしまいました。

 

----------オーナーの電話での会話----------

「先生、よけいなことしなくていいから、レントゲンだけ撮って椎間板ヘルニアかどうか見て。私にはそう思えないのよね。背中シュッとしてるし、触っても痛がらないしね。結果は飼い主さんにちゃんと説明してね。理解できる人だから論理的にね。」

 

そして私に、

「別の先生に診てもらったら悪い、と思う人もいるけど、私は獣医さんってサービス業だと思うの。だからこちらが選べばいいし、疑問があったら別の病院へ行ってもいいのよ。自分の犬を守りたいでしょ。手術だって得意な人とそうでない人がいるんだから、大きな手術をまたすることになったら言ってね。紹介するから。」

といってくださいました。

 

 

全然違った診断結果

 

セカンドオピニオンの病院の先生は、飼い主に寄り添ってくださるようなとてもいい先生でした。レントゲンを撮り、わたしにもわかりやすいように、実際に重度のヘルニアを患っている子のレントゲンとチャッピーのレントゲンを並べて説明をしてくださいました。

 

「この子はヘルニアではありません。背骨の間に馬の頭のような形のところがあるでしょ。この子は皆きれいにその形になっているので大丈夫」

 

ヘルニアの子の場合は背骨の間の馬の頭型が潰れたり変形していました。チャッピーの背骨は全部同じ形できれいに並んでいて、ヘルニアの子とは全然違うことは、わたしの目でもわかりました。

 

先生の診断は以下のようなものでした。

・足のすべての関節のはまりが浅い

・この場合、股関節や膝を亜脱臼しやすい

・はまりが浅いことで、体をゆがめて歩くので足に負担がかかり影響が出やすい

・骨の色が真っ白ではない、これはカルシウム不足で骨粗しょう症気味である

 

わたしは先生の診断内容を聞いて、とても納得できました。レントゲンを見ながら、ひとつひとつわたしにもわかるように問題の箇所を指さしながら説明をしてくださったことが大きいと思います。

チャッピーは元繁殖犬でもあったため、カルシウム不足もとても納得ができました。

そして、炎症を抑える効果や皮膚にもいいというアンチノールというサプリメントを処方されました。それ以来、骨粗しょう症改善のために緑イ貝のサプリメントと、アンチノールを続けて飲んでいます。

サプリメントを飲み始め、チャッピーは歩き方も少しずつよくなり、今では随分改善されて歩行も問題なくできています。チャッピーは薬も飲んでいますが、薬の時間になると足の悪い老犬と思えないほどの力で逃げていきます。それだけ回復したのはとてもありがいたいですが、これも悩みのひとつでもあります(笑)

そして施設のオーナーさんが第三金曜日にわんこ整体の先生来るからしてみる?と言われ、もう半年くらい整体もしてもらっています。

でも、もしあのまま同じ病院に通っていたら、もし2日に1回のステロイドを注射し続けていたら、今チャッピーはどうなっていたのか。そう思うととても怖くなります。

歯は、結局もう一本を抜いたので片側に2本だけになりました。いつも右側にベロが出ています。あまり固いものは食べられませんが、缶詰のドッグフードや水でやわらかくした乾燥肉などは問題なく食べます。時々一口で飲み込んでいます。

整体の先生からも、股関節が悪く、腰痛や足の動きが固くなることはあるけど椎間板は大丈夫と言われました。すごくうれしくて泣きそうになりました。

 

 

どうかひとりで悩まないで

 

わたしには相談する方がいるのでとても救われました。その方に転院について報告した際、もし手術が必要な場合は、とても上手な先生もおられると聞きました。

 

今回の経験でわたしが思ったこと。それは、目的別に獣医さんを選んでもいいんじゃないか、ということでした。

今まではどちらかというと、1つの病院に通うことが普通だと思っていました。ずっと通っていると、カルテがあるし、うちの子のことを一番知ってくださっているのではないか、と思っていましたが、人間の場合はかかった病気によって選ぶ病院が違いますが、犬の場合は専門の病院はほとんどありません。

 

残念ながら愛犬は話すことができません。どこかが痛くても、それを直接わたしたちに訴えることができないんです。愛犬の健康を守るのは、飼い主のわたしたちが日頃の様子と変わったことがないかを気づくこと以外に早期発見することは難しいんです。それにもし誤診であっても、セカンドオピニオンを受けなければ、それが誤診だと気づくこともないままかもしれません。

 

困った時に相談できる相手がいれば、いろんな選択肢を考えることができます。でも周りに相談相手がいない飼い主さんの場合、かかりつけの先生の意見を信じるしかないかもしれません。

 

もし今わたしと同じようなお悩みをお持ちの飼い主さんや、もし病気で通院しているけどなかなか改善しないという飼い主さんがおられたら、セカンドオピニオンを受けることと、SNSでもなんでもいいので、他の飼い主さんと意見交換する場をつくられることをお勧めします。

 

愛犬を我が子として愛する飼い主同士、助け合うことができたらと思っています。

 

 

ライター:Madam osada

 

 

【再生医療】ヘルニアの新しい治療、ステムセル(幹細胞)②

愛犬情報

犬種:ミニチュアダックスフンド

病名・症状:水頭症/椎間板ヘルニア/頸椎ヘルニア

発症年齢:17歳/17歳/18歳

発症の経緯:CT画像で発覚

治療法:再生細胞投与 アデクァン投与

 

 

関連記事:【再生医療】ヘルニアの新しい治療、ステムセル(幹細胞)①

 

 

また始まった食い渋り

 

1回目の再生医療から1ヶ月が経ち、クリンはとても元気に過ごしてくれていました。投与後は多少の食べムラや食い渋りはあったものの、体調を良好にキープできていたので、通院回数も減りました。

ちょうどその頃、我が家の次女ニコの調子が悪くなりました。その時はニコのことに集中できるほど、クリンの食欲や体調は安定していました。

ところが10月2日にニコが亡くなってほどなくして、それまでパクパク食べていたご飯を食い渋ることが出てきました。ちょうど季節の変わり目ということもあったので様子見していましたが、防寒用の服を着せ替える際、大きな声で「キャン!」と鳴いたんです。

首を触ると肩をすくめて嫌がる仕草があり、もしかして首に痛みがあるのかも、と病院に行きました。実は以前自宅でできるマッサージを教えてもらったことがあり、たまにマッサージをすることがあったのですが、その時も触られるのを嫌がるしぐさが見られることがありました。

CTとレントゲンの結果、頸椎ヘルニアであることがわかりました。

年をとると、食欲にムラはでることがあります。体の機能は年々衰え、匂いがわかりにくくなったり、固い物が食べにくくなったりします。老化は仕方のないことですが、まったく食べないとか食欲自体が減退してしまうことのは、体のどこかに痛みや不具合がある可能性が非常に高いです。

今回の食べムラ・食い渋りは首の痛み。食べる時に下を向くのが辛かったのだと思いました。

 

 

治療の選択

 

クリンの頸椎ヘルニアが確定したのは10月半ば。クリンはこの時18歳8ヶ月でした。

首を痛がることと同時に、クリンの歯の状態がかなり悪いこともわかりました。頬を触診してもらった時に大きな声を上げたんです。

ちょうど1年前の手術の時に歯の掃除と抜歯を1本してもらっていました。術後から口腔ケアができればよかったのですが、クリンは口を触られることをとても嫌がるため、まったくケアができていませんでした。少しでも歯の状態をキープするために歯のサプリは摂らせていましたが、若い頃よりも口を大きく開けることができなくなっているため、食べカスがたまりやすく、歯石がつきやすくなり、歯周病になったのだろうとの診断でした。

頸椎ヘルニアは治療が難しく、投薬治療は肝臓や腎臓に負担をかけてしまいます。特にクリンは肝臓の数値が高めで、何かあるとすぐに肝数値が上がってしまうため、痛み止めなどの対処療法はやめた方がいいといわれました。

できることは何でもしてあげたい。先生にそう伝えたところ、体のことを考えても再生医療の選択がベストだといわれました。

ただし、歯の状態が悪いこと、炎症数値が高いのは歯が原因と思われるため、今よりもっと状態が悪くなるかもしれないといわれました。

今のクリンの年齢で歯の治療はできるのか、麻酔に耐えられるのか。もしそれができそうなら、再生医療を受けた後に歯の治療もしてほしい。先生にそう伝えたところ、その時の体調と状態によるけれど、何とかできるようにしましょうといっていただきました。

 

 

ヘルニア治療3:2回目のステムセル投与

 

歯の炎症を抑える薬が効いて、何とか炎症数値が治まったので、10月23日に2回目のステムセルを投与しました。今回は頸椎と頭に4本、腰に2本、残りを静脈点滴したと記憶しています。

ステムセルは投与量によって費用がかわります。あまり少ないと効果が出にくい場合があるし、多すぎても意味がないとのことで、前回今回共に中量を選択しました。点滴は約1時間。点滴終了後、体調に問題がなければ終わりとなります。

帰宅してからはご飯をパクパク食べてくれました。その後の経過観察でも大きな問題はなし。治療後、多少の食い渋りはありましたが、自力で食べてくれることの方が多くなりました。

2回のステムセル投与で、初めての時はものすごく効果を実感したというより、調子がよさそうだなといった感じでしたが、今回は明らかにクリンの行動がかわりました。

それはこたつ布団。自分の頭でこたつ布団をまくり上げる行動をしだしたんです。これはステムセル投与前にはなかったことでした。我が家のこたつはサイズが大きく、布団もそれなりに重みがあるんですが、果敢にこたつ布団に挑戦するクリンの姿を見て、痛みが軽減したのだと実感でき、ものすごく嬉しかったです。

せっかくよくなったのに、調子に乗って布団をまくり上げていると頸椎ヘルニアが悪化してしまうかもしれないので、布団をまくりあげて行き来できるようにしました。このため我が家のこたつは、犬の寝床としての役割しか果たしてません(笑)

投与後の血液検査で炎症数値が上がりましたが、歯の影響であることはわかっていたので、体調が安定したら歯の処置をしましょうといわれました。再生医療は投与後約2ヶ月で効果を発揮するといわれていたので、抗生剤で炎症を抑え様子見ということになりました。

 

※歯の治療については、別記事で紹介させていただきます。

 

 

再生医療を受けての感想

2度目の再生医療を受けてから約2ヶ月経ちましたが、クリンは大きなトラブルなく元気に過ごしてくれています。

心臓の状態は改善しているといわれました。肝臓は相変わらず数値は高めですが、毎日のお散歩ではしっかり走ってくれています。腰の痛みも改善され、痛がる様子は見られませんし、首の痛みも今のところ治まっています。

 

クリンには感謝しかありません。わたしたち家族にたくさんの幸せを運んでくれ、そしてとても大切なことを教えてくれました。

わたしの唯一の願い。それは、元気に天寿を全うしてほしい。

いつもと変わらない毎日を過ごし、いつかその命が燃え尽きる時がくるまで、楽しく日々を過ごしてほしいと思っています。

今回、ステムセル治療を受けることができて、わたしは本当に救われました。

 


 

わたしたちの体は細胞でできています。細胞は年を重ねるごとに入れ替わるスピードが遅くなっていきます。下痢や嘔吐など、若い頃なら1日2日様子見できた症状も、シニアになるとあっという間に悪化し、弱ってしまうこともあります。

 

細胞がほとんど再生しない臓器(心臓・腎臓)は、根本治療するには今のところ臓器移植しか方法がありません。一度痛んでしまうと、投薬で進行を遅らせることはできても、治すことは不可能です。

 

ステムセル治療は、心臓や腎臓など、再生しない臓器の新しい治療法としてとても注目されているそうです。でも確実に病気が治る治療法ではなく、効果がほとんどない(効果があったとしても気づかないくらいの変化)ということもあるそうです。

 

10年先にはもっと医療が進歩し、再生医療は当たり前の治療法になっていると先生はおっしゃっていました。その頃には、治らない病気は少なくなっているかもしれません。まだまだ取扱も少なく、残念ながら気軽に受けることができないのが現状です。

 

いつの日か気軽にどこでも受けられる治療となり、大切な我が子の病で辛い思いをされている飼い主さんの救いとなる治療法になることを心より願います。

 

 

 

【再生医療】ヘルニアの新しい治療、ステムセル(幹細胞)①

愛犬情報

犬種:ミニチュアダックスフンド

病名・症状:水頭症/椎間板ヘルニア/頸椎ヘルニア

発症年齢:17歳/17歳/18歳

発症の経緯:CT画像で発覚

治療法:再生細胞投与 アデクァン投与

 

 

突然始まったヘルニアの痛み

 

我が家の愛犬クリンが再生医療を始めて受けたのは2018年8月。きっかけはヘルニアの痛みをとるためでした。

椎間板ヘルニアが見つかったのは15歳の時。前に通っていた病院で撮ったレントゲンで発覚しました。その時は歩行も普通にできていて、ソファーから飛び降りようとするくらいの状態で、痛みもないようでした。これ以上進行しないようにと、関節のサプリメントを色々試したりしました。

ところが投薬の失敗から食べムラ・食い渋りが始まり、サプリメントの匂いにも敏感に反応してしまうようになったため、サプリを継続することが困難になりました。

気にはなりながらも、特に何をするということもなく17歳を迎えました。

 

でも、とうとうその時はやってきました。

 

きっかけは、「子宮摘出手術」でした。

クリンが手術を受けたのは17歳9ヶ月の時でした。年齢的にも麻酔のリスクはとても高いことはわかっていましたが、それ以外にも「低体温」になることでのリスクもあると、手術を受ける前に先生から聞かされました。

クリンの場合、術後体温は35℃台にまで下がりました。

手術自体は成功し、子宮の不具合も痛みもなくなりましたが、傷をかばうように背中を丸める姿勢を続けていて、抜糸が済んでもその姿勢が戻ることはありませんでした。

 

 

ヘルニア治療1:アデクァン注射

 

術後の経過は良好で、傷自体は順調に治っていました。でも手術前はまっすぐだった背中が、術後には背中から腰にかけて曲がったような姿勢になっていました。最初は傷の痛みをかばっているのだと思っていましたが、背中の湾曲の他に、歩き方にも変化が出始めました。それまでしっかりとした足取りだったのが、後肢が絡まるようなもたつきが見られました。

病院には定期的に通っていたので、すぐに検査をお願いしたところ、ヘルニアの痛みが出始めたのだろうということでした。痛みをチェックするための触診で、大きな声でキャン!と鳴いたのです。

年齢を考え、できるだけ体に負担のない治療をすることになり、「アデクァン注射」を打つことになりました。アデクァンは「硫酸グリコサミノグリカン」を成分とし、ヘルニア治療には一般的な注射となります。

この注射は、最初は1週間に2回注射するのを1ヶ月、月に8回注射します。効果があるようならその後2週間に1回~1ヶ月に1回注射を続けます。クリンにも効果が見られ、足取りは軽やかになってきました。それから定期的に月1回のアデクァン注射と鍼治療で腰の痛みはかなり軽減されたようでした。

 

ところが、8月頃から、後肢のもつれやしりもちをつくことが増えました。診察の結果、また痛みが出始めたようでした。できる限り痛みは取ってやりたい。でも大掛かりな手術は年齢的に難しい。

主治医の先生に相談したところ、「再生医療」を勧められました。

 

クリンは水頭症もあるのですが、再生医療は水頭症にも効果が期待できるといわれました。そして体中の悪いところに効果が出る可能性があるそうです。特にヘルニアでは大きな効果が表れる子が多いということでした。

ちょうどその時に実際に再生医療を受けた飼い主さんがおられ、直接話を伺うことができました。その方の愛犬もダックスフンドで、ある日突然立てなくなったそうで、病院で再生医療を提案され、計2回投与されたそうです。

1回目の投与では、立てなかった子が数日で立って歩くようになり、2回目の投与では、走り回ってソファーに飛び乗ったりするようになったそうで、

 

 

ヘルニア治療2:ステムセル(幹細胞)

 

実は以前から再生医療にとても興味がありました。今の病院に転院したのは再生医療を取り入れているのも理由のひとつでした。でも幹細胞自体数に限りがあるため、状態の軽い子はどうしても後回しになってしまうと聞いていました。

再生医療は、薬のように必ず効果が出る治療法ではありません。人間の再生医療もES細胞やiPS細胞など、今まさに臨床研究されているものであり、これからその効果や病気ごとや臓器ごとに治療法が開発されれば、飛躍的に寿命を延ばすことができるかもしれない、といわれています。

副作用がほとんどなく、再生不能な臓器(心臓・腎臓など)にも効果が期待でき、新しい細胞が体の悪いところを修復してくれる治療法。「若返り治療」ともいわれており、体そのものを若返らせるということでした。

しかし、癌などの腫瘍がある子や、体に炎症が起こっている場合は使用できないそうです。なぜなら、癌細胞や腫瘍を育ててしまうことになってしまうからだそうです。

また、歯が悪い場合も注意が必要といわれました。炎症がひどくなってしまうことも考えられるとのことでした。

クリンが17歳9か月の時に受けた手術の際に、歯石を取ってもらい、1本抜歯をしてもらいました。それから歯の状態は治まっていましたが、1年経過して徐々に歯石が付き初めていました。以前に投薬で失敗してから口の中を触らせてくれなくなり、口腔ケアがほとんどできていなかったことが原因です。

わたしの望みは、クリンが毎日快適に楽しく過ごすこと。体に痛みがあると毎日の生活に支障が出てしまいます。たとえ歯の状態が悪くなっても、今は痛みを取ることを優先したいと考えました。

検査の結果問題なしで、クリンは8月24日にステムセルを投与することになりました。

 

ステムセルとは

ステムセル(さい帯血)とは、お母さんと赤ちゃんをつなぐへその緒や胎盤に含まれる血液のことで、さい帯血には「幹細胞」という、体のさまざまな種類の細胞のもとになる細胞が豊富に含まれています。
たとえば、赤血球・白血球・血小板などの「血液のもと」となる造血幹細胞は高い造血能があるので、白血病や再生不良性貧血などの難治性血液疾患の治療に役立ちます。
また、中枢神経・自己免疫・虚血性障害などの修復に役立つ可能性を持つ細胞など、多種多様な細胞に分化できる能力を持つ幹細胞を含んでいることから、さい帯血への医学的関心は近年急増し、臨床試験や研究段階にある再生医療・細胞治療への将来的な応用が期待されています。

参考:ステムセル研究所「さい帯血」ってどういうもの?

 

 

ステムセル、一度目の投与

 

そして、クリンがステムセルを投与する日がやってきました。

クリンは水頭症があるため、頭と腰数ヶ所に皮下注射をし、残り半分を静脈点滴しました。

効果がわかるのは投与から約2ヶ月後。早い子の場合は数日で変化があるとのことでした。また、食欲旺盛になる子もいるといわれました。クリンの食べムラ・食い渋りには数年悩んでいたので、これは大きく期待していました。

ステムセルは、静脈点滴と筋肉注射を気になる部分に直接摂取します。クリンは水頭症もあったため、頭付近と背中~腰に直接注射し、半分は静脈点滴をしました。処置時間はおおよそ1時間半くらいでした。

再生細胞は点滴投与なので、処置後はそのまま帰宅します。先生から、副作用はほとんどないけど、年齢もあるし一応様子を見ておいてくださいと言われましたが、いつも通りで特に変わった様子はなく、食欲も問題なし。

クリンの場合は、目で見て大きな変化というのはなかったですが、食べムラ・食い渋りが少しずつ改善されたように思います。それと投与前よりも調子がよさそうに感じました。

腰の痛みについては、後肢の力が強くなり、走るスピードも少し早くなったように感じましたので、改善されたように思います。触診でも腰の痛みは改善されているといわれました。

 

 

ステムセルの効果について

ステムセルの効果は個体により違います。そもそもステムセルとは、細胞の元となる赤ちゃんの状態。その細胞の赤ちゃんが、新しい細胞を必要としている臓器を修復する、という感じなんだそうです。

ただ必ずしも効果が約束されているわけではないですし、例えば腎臓と心臓が悪い子の場合、両方に効果が出る場合もあれば、どちらかの場合もあるし、ひょっとするとどちらでもないところに効果が出る可能性もあるということでした。

治療費は決して安価ではないため、効果がわからない治療は選択できない、という飼い主さんもおられるそうです。

 

 

【再生医療】ヘルニアの新しい治療、ステムセル(幹細胞)②に続く

 

 

ライター:福井 惠子

 

 

【ヘルニア予防】専門家に聞く!愛犬のヘルニア予防のために飼い主がすぐに実践できること(2)

前回の記事では、ドッグケアのプロから、愛犬の足腰を守るためのお話を伺いました。今回の記事では、椎間板ヘルニアになってしまう原因と、愛犬の足腰に負担のない「抱き方」を紹介させていただきます。

 

 

どうして犬は椎間板ヘルニアになってしまうの?

 

獣医師の山路美晴先生にお話を伺いました。

山路 美晴 獣医師

滋賀ペット治療院代表。ペットの足腰ケアやヘルニアなど、鍼灸を主とした治療を行っている。飼い主が愛犬の体に毎日触れることはとても大切とのことで「自宅ケア」を推奨しており、全国各地で飼い主向けの鍼灸セミナーを開催している。

ペット鍼灸セラピー 滋賀ペット治療院

 


わたしの治療院は、ペットの足腰の不具合に悩む飼い主さんから相談を受けることがとても多いです。特に椎間板ヘルニアは、痛みを伴うことの多い疾患で、飼い主さんの悩みも深刻です。

椎間板ヘルニア(以下ヘルニア)は、軟骨の変性により椎間板が椎骨の間から飛び出すことによって脊髄の神経を圧迫し、痛みや麻痺を起こす疾患です。遺伝的に軟骨が変性しやすい犬種(ダックス、ペキニーズ、コーギー、フレンチブルドッグなど)がかかりやすい疾患です。この犬種は、比較的若い時期から発症することもあります。それ以外の犬種でも、加齢により椎間板の弾力性が失われ、発症しやすくなります。また、胴長短足という体型的な要素、肥満により筋肉が弱るなどの要素が加わると、さらに発症のリスクは高まります。

ヘルニアを発症しやすい犬種については、散歩や運動で筋肉をつける、肥満にしない、また体をねじるような抱き方をしないなど、日々の生活習慣を見直すことでもヘルニアのリスクを減らすことができます。犬は散歩が大好きで、運動することは楽しみのひとつです。歳をとっても愛犬が自分の足で歩けることは、長生きの秘訣だと思っています。


 

わたしたちが何気なくやっている普段の行動が、愛犬の足腰に負担をかけていることもあるのかもしれません。

 

 

ドッグケアのプロに聞く!愛犬の足腰を守るコツ

 

引き続き今井先生にお話を伺いました。

老犬訪問介護・犬のリンパマッサージ・リハビリケア やさしい手*リアゾン

老犬介護・犬のリハビリ・しつけ(犬のようちえん)レッツ(東京都江戸川区)

 

犬の姿勢は、足腰を守るためにはもちろんですが、犬の精神を安定させるためにもとても重要です。姿勢を正しくしてあげると、それだけで内面の変化があります。人間でも猫背でいる状態と、背筋をピンとして視線をまっすぐにしている時では、思考も気分も違います。

シニア期になると、足元がおぼつかないことも出てきます。「歩かせるのはかわいそう」といわれる飼い主さんもいらっしゃいますが、シニアになっても、できるだけ本来の姿勢をキープしてあげることはとても大切です。歩行ができなくなってしまった子も、補助しながら立たせてあげるだけで効果的です。たとえ短時間でも、自分の足で立たせて、歩かせてあげてください。

犬は歩くという行為をしなくなると、体を動かすこと自体が減っていきます。それが自信喪失につながることも。自信をなくしてしまうと、元気がなくなり、食欲は減退し、どんどん衰弱することもあります。それほど姿勢は大切であり、正しい姿勢をとるだけで、かなり違ってきます。病気などでたとえ歩けなくなったとしても、毎日立たせてあげたり、装具などを使って歩かせてあげることは、愛犬にとってはとても嬉しいことなのです。

 

 

ドッグケアのプロが勧める「愛犬の足腰を守る」抱き上げ方

 

引き続き今井先生に伺いました。

 

日々の生活の中で、抱き上げる動作があると思います。この「抱く」という行為自体、犬の体に負担のかかる体勢になりやすいので、特に注意が必要です。よく愛犬を抱っこされている飼い主さんを見かけますが、抱っこするということ自体、実はあまりおすすめできません。大事な愛犬の足腰を守るためにも、日々の生活の中では極力抱っこするのは控えるようにし、自分の足で立たせてあげてください。

 

 

抱き上げる時のポイント

愛犬を抱き上げる時・降ろす時には、四肢が地面に対して垂直になる体勢になるようにすると、愛犬の足腰に負担がかかりにくいです。今回は病院の診察時や車に乗せる時などの、愛犬抱き上げ方を紹介させていただきます。

 

①愛犬を地面に立たせて、前肢と後肢の付け根にそれぞれ右腕と左腕をいれます。手の平でなく、腕の面で支えるように手を入れます。

 

②腕の面に愛犬の体を載せながら立ち上がります。この時、内臓を圧迫しないように気をつけます。抱き上げた時の愛犬の体勢は、地面に立っている時とほとんど変わらない状態になります。抱き上げている時は、愛犬の体重は上半身にかける感じに載せてください。胸の部分には肋骨がありますので、内臓に負担がかかりません。

 

③降ろす時は、愛犬が地面にそのまま立てるようにそっと降ろしてください。この時も、お腹を圧迫しないよう気をつけてください。

このように、愛犬が自分の足で立っている時とほとんど同じ体勢で抱き上げると、愛犬の足腰への負担が少なくてすみます。

 

<ご注意ください>

・お腹の部分は、手のひら全体を使って面で支えるようにしてください。特に骨のない部分は力を入れないようにしましょう。

 

 

 

抱っこしたまま手を使いたい場合の抱き方

 

これからご紹介するのは、動物病院で教えてもらった抱き方です。ヘルニアを発症した子を抱きかかえる場合に、この抱き方を推奨しているとのことでした。

この抱き方は、背骨や後肢への負担がなく、犬が地面に立っているような体勢で抱くことができます。腕の上にうまく乗って安定している場合は、もう片方の手を使うこともできます。

 

小型犬の片手での抱き方

この抱き方は、獣医さんからヘルニアを発症した子を抱っこする方法として教えてもらいました。特に胴長の犬種(ダックスフンド等)は腰を痛めやすいため、ヘルニア予防のためにもこの抱き方にされることをおすすめします。

愛犬の後肢から腕を通し、胴体を腕の上に愛犬の胴体を載せます。手のひらで胸の部分を支え、もう片方の手は愛犬の体にそっと沿わせます。腕で体を支えるため、抱き上げた時に愛犬の体は安定しています。

 

※片手で抱く場合は、愛犬が落ちないようご注意ください。極力もう片方の手を愛犬に添えるようにしてください。

 

 

愛犬の足腰を守るために飼い主ができることまとめ

 

極力愛犬には自分の足で歩かせてあげること。これが一番重要です。

 

 

脇の下をすくい上げるような抱き方は、愛犬の体に負担がかかりますので、できるだけ控えましょう。

 

 

抱っこは極力控え、抱っこする場合は腰に負担のない体勢で抱っこするようにしましょう。

 

ほんの少し習慣を変えるだけで、大切な愛犬の機能を守ることができます。愛犬にはいつまでも元気で歩いてほしい!というのは飼い主共通の願いです。少しでも長く身体機能を保つためにも、今日からできることを共に実践しましょう!

 

 

 

 

【ヘルニア予防】専門家に聞く!愛犬のヘルニア予防のために飼い主がすぐに実践できること(1)

愛犬が若くて元気な頃は、まったく考えなかった「歳をとる」ということ。

歳をとると、いろんなところにいろんな不具合が出始めます。どれだけ気をつけていても、どこかしらに何か出てくるのが「老化」です。

中でも足腰に不具合が出ると、飼い主の負担はとても大きくなります。自分の足で歩けなくなった愛犬を見るのはとても辛いもの。

病気で歩けなくなってしまったのは仕方ないですが、予防できることもあります。

我が家の愛犬も、寝起きなど後足のふらつきがみられることがあります。楽しそうに走る姿を見ていると、少しでも機能を長く保ってあげたいと思います。

シニアになっても、自分の足で歩き、大好きなお散歩を続けられるよう、愛犬の足腰を守るためにできることを紹介させていただきます。

 

 

手術ってそんなにかかるの!?

 

足腰の不具合と聞いてまず思い浮かべるのが、椎間板ヘルニア(以下ヘルニアと表記)です。ダックスやコーギーは、胴長短足の体型により腰に負担がかかりやすいため、発症する率が高いそうです。

ヘルニアになる原因は、老化や太りすぎ、激しい運動で椎間板に負荷がかかってしまうことなどが挙げられます。

犬は運動が大好きな動物です。足腰が悪くなってしまうと、大好きなお散歩に行けなくなりますし、何より痛みが伴う傷病のため、辛そうにする愛犬をみるのは飼い主としてとても悲しいことです。

そして、医療費もかかってしまいます。大手ペット保険会社が、2016年に支払った事案を集計したペットの手術ランキングを発表されていたので紹介させていただきます。

出典:2017年ペットの傷病ランキング | ペット保険のアイペット損保

 

特筆すべきは金額です。ヘルニアは手術数では7位ですがトップ10中金額は1位です。手術費用が高額になるのは、医療機器の発達や技術の進歩などによるそうですが、もし手術で治るのなら何とかしてあげたいと思いますよね。

いくらヘルニアを予防したいと思っても、愛犬のすべての動きを飼い主さんがコントロールすることは不可能です。高いところから飛び降りたり階段を行き来したり、飼い主さんがどれだけ気をつけていても、どうすることもできないこともあります。

できれば最期の時まで自分の足で歩いてほしいというのは、どの飼い主さんも思うことだと思います。重度のヘルニアになってしまうと、歩くことができなくなってしまうことも。そして医療費も結構な額になります。ここでは手術費用だけをピックアップしていますが、実際は手術前後の診察など、もっと医療費がかかってしまいます。

大切な我が子をヘルニアから守るために、「ヘルニアの注意信号」と、飼い主さんがすぐに実践できる「愛犬のヘルニアを予防」するためにできることを紹介させていただきます。

 

 

こんな症状は要注意

 

症状1.抱っこを嫌がる

抱っこをすると嫌がる素ぶり(歯を剥く、キャンと鳴くなど)があると、ヘルニアの可能性が高いです。突然抱っこを嫌がったりすることがあれば、可能性大です。

症状2.歩き方がおかしい・足がもつれる

後足を引きずったり、足がもつれたり、腰がフラフラ揺らして歩いたりしている場合もヘルニアの可能性があります。痛みがあると、どうしてもかばってしまうため、動きが鈍くなったりすることも。

症状3.反応が遅い・すぐに立ち上がれない

強い痛みが出ていると、動くこと自体を躊躇するようになることも。その場合、腰回りを触られることや、少し体を動かそうとすることも嫌がります。

症状4.排泄がうまくできない

この場合、神経障害が出ている恐れもあります。下半身の感覚が麻痺していることもあるそうです。この症状が一番重症で、完治は難しい状態かもしれません。

ヘルニアは、痛みを伴う傷病です。言葉を離さない愛犬は痛いといえないため、普段の仕草や行動を見てあげることが大切になります。

 

 

その習慣、見直してみよう

 

日々の習慣で、愛犬の足腰に負担をかけていないか、確認することも大切です。飼い主さんが少し気をつけてあげることで、大切な愛犬の体を守ることができます。飼い主さんの日々の習慣をぜひチェックしてみてください。

☑抱き上げる時、脇の部分を持ち上げる

☑抱っこは縦抱きだ

☑出かける時はスリングを愛用している

☑縦型の抱っこ紐(おんぶ紐)を使っている

 


 

実は、これらすべて愛犬の腰に負担がかかるといわれています。

 

抱き上げる時に脇の部分を持ち上げる。これは抱き上げる時に、後足で立たせる体勢になります。これを続けることで、腰に大きな負担がかかってしまいます。

 

抱っこは縦抱き、これも腰に負担をかけてしまいます。腰が悪い愛犬を縦抱きされている方もよく見かけます。肩に上半身を載せる抱き方も、腰に負担がかかることと、犬に自分がえらいと勘違いさせるという理由でやめた方がいいといわれています。

 

出かける時はスリングを愛用している飼い主さんは多いと思います。うちでも買い物に行く時には便利でつい使いたくなりますが、スリングは体を包み込む形状で柔らかい布を使っているため、犬が上から顔を出すと、全体重が後足にかかる体勢になってしまいます。またその体勢のまま不安定になるため、余計に負担が大きくなります。

 

縦型のおんぶ紐、ビジュアル的には赤ちゃんみたいでとても可愛らしいですが、犬にとっては非常に負担のかかる体勢となるため、絶対にやめた方がいいです。

 

 

ドッグケアマネージャーから聞いた「犬の体を守るために大切なこと」

 

ドッグマッサージ・ペットケアマネージャーの講師であり、長年ドッグケアに携わっておられる今井先生に話を伺いました。

 

今井 みゆり先生

 

老犬訪問介護・ドッグマッサージ リアノン代表

2008年よりドッグマッサージセミナーを始め、2010年より4年間、ペットケアサービスレッツにてペットケアマネージャー養成講座の講師及びマッサージケアに従事。2012年、中部地方初のペットケアマネージャー認定を受ける。現在静岡・中部地方にて老犬訪問介護、病中病後ケア、リハビリ支援、ドッグマッサージなど、ペットケアマネージャーとして活動。

老犬訪問介護・犬のリンパマッサージ・リハビリケア やさしい手*リアゾン

老犬介護・犬のリハビリ・しつけ レッツ


 

わたしが一番初めにドッグマッサージを教えていただいた先生から、「犬の姿勢」「地に足をつける」ことの大切さを学びました。

犬は4本足です。その姿勢が一番自然で、体に負担のかからない体勢であるため、「犬にとって自然な姿勢をキープすること。それが愛犬の健康は勿論、気質にも大きな影響を与えている」と。

ですので、自然な体勢を保てる形で抱くことは、犬の足腰を守るためにとても大切です。飼い主さんからたまに聞かれることがありますが、スリングは体にかなり負担がかかるため、やめたほうがいいです。そして愛犬が歩ける場合は、極力抱っこせず、地に足をつけさせるのが一番効果的です。


 

今井先生に、愛犬の足腰に負担のかからない抱き方をご教授いただきました。こちらは ❝専門家に聞く!愛犬のヘルニア予防のために飼い主がすぐに実践できること(2)❞ にてご紹介させていただきます。