愛犬情報
犬種:ミニチュアダックスフンド
病名・症状:苦い薬をむりやり食べ物に隠して与えたことにより食べムラ・食い渋りになる
改善策:食べ物と薬を完全に分ける方法で確実に薬を飲ませる
食べムラ・食い渋り・食欲不振は投薬が原因かも
※この記事は、以前投稿した記事(ワンワンラボトップ画面にバナーがあります)をリライトして再投稿しています。
我が家の最愛の愛犬クリンは、昨年の3月に19歳1ヶ月でこの世を去りました。
大きな持病もなく、旅立つ直前までいつも通りに過ごしてくれたことは、飼い主としてとても嬉しいことであり、今でもこれからもずっと自慢の我が子です。
クリンはとても聞き分けがよくてとてもお利口な子でしたが、たった1つ最後まで頭を悩ませたことがありました。
それが、食べムラ・食い渋りです。
そしてそれは、飼い主の失敗から始まってしまいました。
そう、「投薬の失敗」がきっかけでした。
すべての飼い主さんに伝えたい!薬は分けて与えましょう
クリンが15歳の時、脚の不具合で痛み止めを飲ませたことがありました。当時は飼い主もまったく知識がなく、フードの上に薬を載せて食べさせようとしましたが、全然ご飯を食べてくれませんでした。
それまでは胆泥症で利胆剤と強胆剤の2種類の薬を毎日飲ませていましたが、いつもフードの上にちょこんと載せてやるとそのまま食べていてくれたので、いつも通りフードの上に載せたんですが、まったく食べてくれませんでした。
数日して痛みが治まったので痛み止めはなくなりましたが、その後子宮の不具合からCRP(炎症数値)が高くなった時に処方された抗生剤が非常に苦いもので、それに気づかずに好きな肉やおやつに隠して無理やり飲ませようとしたことから、強烈な食べムラ・食い渋りが始まってしまいました。
そうなんです、クリンに「食べるものには薬が隠されている」と思わせてしまったんです。
それから約4年、ほぼ毎日食べムラ・食い渋りに悩みました。
試したフードは50種類以上、冷蔵庫は開けたけど食べなかった缶詰やおやつでいっぱいになり、封を切ったドライフードがいくつもあるという状態でした。
その後転院し、そこで薬の飲ませ方を教えてもらい、完全に薬と食べる行為を分けるようにしたことで、何とか食べ物に対する不信感は払拭できましたが、昔のようにご飯を出してすぐに食べてくれるということはなくなり、食事の時間になると憂鬱で毎日食べるか食べないかで悩みまくりました。
愛犬の食べムラ・食い渋りで悩んでおられる飼い主さんで、毎日の投薬をフードにまぜて与えているという飼い主さんがおられたら…
薬は絶対に分けてください!!!
食べない悩みは深刻です。そして、それは投薬が原因の可能性が非常に高いです(涙)
シリンジとピルクラッシャーが必要になりますが、ネットだとシリンジは1本50円くらいで、ピルクラッシャーは1000円くらいで購入できます。
とても簡単で、確実に薬の飲ますことができる方法ですので、薬を飲んでくれないとお悩みの飼い主さんはぜひ一度試してみてくださいね。