ペットロスは治さなくてもいい

 

愛犬を亡くし、深い深いペットロスの穴の底へ落ちてしまったあなたに、まわりの人がかける言葉。
相手に悪意はないとわかっていても、その一つ一つが深く刺さってしまいますよね。

私もそうでした。いっそ、何にも言葉をかけてくれないほうがいい!と思うほど、相手の言葉がさらに深い穴へおとします。

そんなあなたへ、私から処方箋を。
私と同じように、大切な愛犬を亡くした方にこそ、読んでいただきたいです。

 

 

私が愛犬Mackを亡くした時

 

 

小学校6年の時から姉弟のように育った愛犬Mack。
結婚してから私と共に夫に嫁入りし、今度は娘の成長を見守りながら老いていきました。
亡くなるまでの約一年間、介護生活を送った結果に老衰で私に抱かれて旅立ちました。

心の支えだったMackが、生活の中に大きく食い込んでいたMackの存在が、突然消えてなくなってしまい、私は眠ることも食べることも約1週間出来なくなってしまいました。

落ち込む私に周りがかけた言葉は、「元気出して」が一番多かったと思います。
おそらく相手の方たちは一生懸命考え、励まそうとやっと出した一言が「元気出して」だったのだと思います。
全く悪意のない、私の事を思っての言葉です。
ですが、その時の私には「元気出して」も辛かったのです。
その時の私の気持ちは『Mackが居ないのに元気なんか出せるわけないじゃん!』でした。

 

また、困った言葉が「大往生だったね」です。
Mackは18歳5か月前まで生きてくれました。大往生です。
それはわかっているのですが、私の気持ちとしては『それでももう少し一緒に居たかった』です。
同じ「大往生だったね」でも、後ろに「でももう少し生きてほしかったね」と言ってもらえたら嬉しかったのかもしれませんね。

 

 

 

ペットロスは「いいこと」

 

私の母も、夫の母も、「いつまでも落ち込んでいてはダメ。飼った時に死別があるのは当たり前と解ってたでしょう。それに娘もいるんだから。」と言います。
彼女たちの言うこともわかります。
だけどペットロスでいることはそんなにもいけないことなのでしょうか?

私は一生ペットロスでいたっていいと思います。
だって、ペットロスの深さの分だけ、あの子を大切に思い愛していたということじゃないですか?
これを書いている今現在、Mackを亡くして8か月が経ちましたが、今もペットロスですし、これを泣きながら書いています。

だけど悲しくなるたび思うのです。
「私はMackのことこんなにも愛してるんだ。」って。

 

ペットロスは付き合うもの

 

 

そんなペットロスは、無くす・治すものではなく、うまく付き合っていくものだと思います。
私は今、このMackを想い寂しくなる気持ちを大切にしています。
他人にはたまに「まだペットロスなの?」と言われます。
でも、他人は他人。わからない人にわかってもらおうとなんて思っていません。

私はこの気持ちとずっと付き合いながら、死ぬまでMackへの気持ちを忘れずにいるつもりです。

 

 

うまく付き合うにはどうしたらいいか

 

では、どうしたらペットロスとうまく付き合えるかですが。
まずはTwitter・インスタグラム・ブログ・Facebookなどのアカウントを持っていたら、そこに愛犬の写真を載せたり、思い出を綴ってみてください。
同じ境遇の人と繋がれたら尚いいと思います。

また普段の生活のなかでも、家族や親密な友人と愛犬の話をしてください。
私はほぼ毎日夫と、「Mackのこんなところ、面白いよね!可愛いよね!」と話しています。
Mackの話をした後はMackに会いたい気持ちになり寂しくなります。
ですがその気持ちが来ると、「Mackの事をこんなに愛している」と感じます。

 

ですからペットロスを抱えている人が近くに居るという人は、なるべく話を沢山聞いてあげてください。
「共有・共感」してくれることが、ペットロスの大きな支えになります。

 

最後に、ペットロスのあなたへ

 

「ペットロスを早く治さないと」と仰っている方に出会ったことがあります。
だけど、治さなくていいんです。ペットロスの深さはあの子への愛の深さ。
うまく付き合っていってくださいね。

ペットロスでいるあなたは、とっても愛情深い人です。
同じように、ペットロスの海に浮かぶあなたへ。

 

 

ライター:奥村 來未