我が家の愛犬クリンが、2019年3月17日の朝方、19歳1ヶ月16日の生涯を終えました。
飼い主が願っていた、元気にピンコロ。まさにこの通りに、ここ最近では一番いいというくらいの体調で、静かに旅立ちました。
1年前に不整脈が見つかり、主治医の先生からは「突然心臓が止まるかもしれない」といわれていました。それでも、2回の手術・麻酔に耐え、無事元気に戻ってきてくれました。
先週には、病院を一旦卒業できることになりました。血液検査・エコー検査共に大きな問題なしとのことで、健康維持のために鍼灸に通う約束で、次は2週間後に予定していました。
クリンは寝ている間に心停止を起こしたのだと思います。
ここ最近自力で起き上がることが難しくなっていましたが、寝ていた場所から自力で立ち上がり、布団の上に排泄し、いい状態の便も部屋に転がっていました。
そして、いつも飼い主が座っている指定席で、いつもの寝姿そのままで旅立っていました。
とても穏やかなお顔で、いつもの寝顔と全く変わりなく、寝ている間に心臓が静かに動きを止め、苦しむことなく最期を迎えることができたのだと感じました。主治医の先生に最期の状態を伝えたところ、寝ている間に心停止したのだろうとのことで、とても穏やかに旅立てただろうといわれました。
クリンはあえて飼い主がいない時に旅立ったのだと思いました。わたしがいる時だと、旅立つ邪魔をするかもしれないし、どんな選択をしてもきっとあとから後悔するだろうということを知っていたのだと思います。
クリンは旅立つ前日まで、ご飯を食べ、お散歩をしてくれました。そして旅立つ直前まで自力で立ち上がり、歩き、排泄してくれました。
元気に長生きし、元気なまま最期を迎える。ずっと飼い主が願っていたことを叶えてくれた、とても親孝行な自慢の娘でした。
わたしはクリンにたくさん助けられ、たくさんの愛情をもらい、たくさんの大切なことを教えてもらいました。
そして、クリンを通じてたくさんの愛犬家の皆様とつながることができました。
多くの方に愛され、応援いただき、クリンはとても幸せでした。
これからクリンとの新しい経験は残念ながら増えませんが、19年1ヶ月の生涯の中で、経験したこと、よかったと思うことなどを、不定期にはなりますが、このサイトで発信していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2019年3月18日
福井 惠子
関連記事:アメーバブログ「ありがとうございました」
ニコちゃん、クリンちゃんとお空に旅立ってしまいさみしくなりましたね・・
愛犬の闘病は、どうしてもっと早く気付いてやれなかったか、あの時こうしていればもっと違っていたか、もっといい病院をさがしていれば・・・・・と何年経っても時々胸が苦しくなりますね。
でも、ニコちゃんもクリンちゃんも、福井さんのおうちで犬生を送れて本当に幸せだったと思います。
最期も大好きなおうちから旅立てて幸せでしたね。
アンナアコママ様
コメントありがとうございます。
愛犬は我が子ですもんね。いなくなってしまうのは本当に辛くて悲しいです。
特に病気で亡くしてしまうと、ずっと後悔が残ってしまいますよね。
クリンはありがたいことに大往生してくれましたが、ニコは苦しい思いをさせてしまったと、
今でも悔やみ、後悔し、苦しくなります。
とはいえ、たとえ大往生であっても、やはり悲しみはあり、失った辛さは同じだと実感しています。
19年間、たくさんの幸せをくれた大切な大切な我が子です。
クリンとニコに、おかあさんがそちらへ行く時は必ず迎えに来てね、と約束しました。
その日を楽しみに、ひとりっ子となってしまったみのすけとこれからの毎日を過ごしていきたいと思います。
温かくて優しいコメント、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
蕙子様
ちゃんです。突然の事で驚きと涙が止まりません。本当に旅立ってしまったのですねクリンちゃん。蕙子さんが側にいたら心臓マッサージしたり、蘇生してしまいそうだからこっそり旅立ったのかしら?
それにしても突然の事すぎて私には受け止められてなくごめんなさい。同じ京都市内に住んでいるのでうちの柴ンズはダックスが大好きだからいつかクリンちゃんに会いに行きたいって思っていて私も思いっきりナデナデしたいって思っていたのです。20歳まで本当に元気でいてくれるとおもっていたから。私の大好きなクリンちゃん。本当に本当に安らかに眠って下さい。蕙子さん、大切な長女クリンちゃんを亡くされお辛いところごめんなさい。そして色々な経験を発信頂き今までありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願いします。
ちゃん様
コメントありがとうございます。
そうなんです。本当に旅立ってしまいました。
わたしは以前、ニコが心停止した際に、高濃度酸素で二度蘇生したことがありました。
一度目は一見大きな問題はなかったのですが、心臓はダメージを受けていて、
二度目の時は蘇生したものの、肺水腫を起こしてしまいました。
その時に、なぜあのままいかせてやらなかったんだろうととても後悔しました。
助けたい一心でしたが、蘇生しなければ苦しい思いをさせずにすんだのに…
この後悔は一生消えることはありません。
おっしゃる通り、クリンはきっとわたしがどうしたらいいか迷って、
蘇生してもしなくてもきっと後悔するってわかっていたと思います。
クリンにはすべてお見通しなんだろうなと思えてしまいます。
旅立つ時まで飼い主思いの子でした。
ちゃんさん京都市内とのこと、クリンが元気な時にぜひお会いしたかったです。
正直わたしも、桜は余裕で見れるし、平成から新しい元号に変わる瞬間も一緒に迎える気でいました。
それが体調が最高にいい時に、潔く旅立ってしまいました。
きっとクリンがいなくなってしまった悲しみは、ずっと持ち続けるのだろうと思います。
たとえ大往生でも、いなくなってしまうのはとても辛いです。
うちにはまだ末っ子みのすけがいるので、またいつかお会いできる日を楽しみにしています。
気にかけてくださり、本当にありがとうございます。