【犬の老化】愛犬の機能を保つために飼い主ができること

愛犬情報

犬種:ミニチュアダックスフンド

病名・症状:老化による機能低下

発症年齢:17歳~

発症の経緯:年齢と共に徐々に衰える

治療法:自宅でのトレーニング

 

 

年齢を実感する時

 

我が家の長女クリンは明日19歳の誕生日を迎えます。今でも自力で排泄し、お散歩ではぴょこぴょこ走ってくれます。年齢から考えるとそれだけでもとてもありがたいことですが、ここ1年で目に見えて機能が落ちてきてしまいました。

年齢と共に衰えるのは当たり前のこと。加齢は止めることはできません。ですが少しでも長く機能を保てるよう、飼い主にできることはあると思っています。

今回は、クリンの機能が落ちていく過程と共に、できることを少しでも長く維持するために、我が家で実践していることを紹介させていただきます。

 

 

目に見えて衰えていく機能

 

クリンは個人宅で生まれ、約3ヶ月間おかあさんと一緒に過ごしていました。そのおかげでとても丈夫な体を持っているのだと思います。14歳になるまでは、毎年のワクチンと狂犬病・フィラリア予防以外で病院にかかることはほとんどありませんでした。

クリンが生活しているのは我が家のリビング。15歳まで40㎝はあるソファーに飛び乗ったり降りたりしていました。ソファーには階段を設置し、飛び下りそうなところにはクッションなどを置いていましたが、好きなところから平気で飛び下りるのでヒヤヒヤしたのを覚えています。ところが16歳になり、降りることはできても飛び乗ることが難しくなりました。

16歳後半になり、レントゲンで椎間板ヘルニアが見つかりましたが、日常生活に影響がなかったため経過観察となりました。

17歳になり、目の機能が落ちてきて、わずかな段差でつまずくようになりました。また後肢がもつれるようになり、しりもちをつくようになりました。

17歳9ヶ月の時に子宮摘出と抜歯の手術をした際に、麻酔の影響で体温が35℃台にまで下がり、その影響でヘルニアの痛みが出始めたようで、背骨に湾曲が出てきました。

この頃には目はうっすら光を感じるくらいしか見えていないような状態で、フリーで歩かせるといろんなところにぶつかるようになりました。そして突然しりもちをつくことが出てきました。排泄もそれまでほとんど失敗なくできていたのが、あちこちで粗相をするようになりました。

18歳半ばを過ぎた頃から、寝ている場所でおもらしをようになりました。おもらしは徐々に回数が増え、18歳9ヶ月頃からは2日に1回くらいはおもらしをするようになりました。

 

そして昨年の12月になり、おもらしの原因がわかりました。

 

 

起き上がれない原因

 

クリンは水頭症があり、ここ数ヶ月で深夜に徘徊をするようになりました。

徘徊の時にも転んでしまうことがあり、転んだ時にバランスがとれず起き上がれないと、鳴いて呼ぶようになりました。

夜中に何度も起こされ、倒れているクリンを起こす。そのまま寝かせようとするものの、また起きて徘徊する。転んで起き上がれずに鳴く。こんなことが続いていたので、飼い主も寝不足で、出かけることもままならない状態になりました。

ある日、クリンが転んで起き上がれずキュンキュン鳴いていた時、倒れた状態で粗相してしまいました。その時にやっと尿意を催してもすぐに起き上がれずに漏らしてしまっていたのだとわかりました。

獣医さんに相談したところ、老化による筋力の低下と、寒いため細い筋肉がつっている状態になり、うまく立てなくなっているのかもしれないという診断でした。もしかしたら水頭症が影響しているのではと思っていましたが、脳の場合は二度と起き上がれなくなることが多いとのことで、クリンの場合は水頭症が原因とは考えにくいとのことでした。

また、厚着により体のバランスが取れなくなって、うまく起き上がれないこともわかりました。体を冷やさないようにとマイクロファイバー素材の服を着て、厚手の腹巻と首巻をつけ、更に上から厚手の服を着せていたんです。ほんの数ヶ月前までは問題なかったことが、あっという間にできなくなってしまう。正直こんなに簡単にできなくなってしまうとは予想もしていませんでした。

 

 

機能を維持するために実践していること

 

クリンは昨年の12月3日に抜歯とスケーリングをしてもらったのですが、その後数日は食欲が落ちてしまい、それまで3.2㎏だった体重が2㎏台に落ちてしまいました。

老犬になると、ほんの少しの変化でも体に大きく影響します。クリンは元々食べムラ・食い渋りがあり、手術の影響で食欲が落ちてしまうことは覚悟していました。予想通り術後は食欲が落ち、体重は減ってしまいました。恐らく痩せたことも筋力低下に影響していると思います。

数日前、初めててんかん発作を起こした時は、足元もおぼつかず、このまま立てなくなってしまうのではないかと思いました。翌日には自力で立ち上がり、今まで通り歩けるようになりましたし、自力で起き上がれているのでとてもありがたいです。

 

また、加齢により筋肉や筋力は落ち、体力は低下します。栄養の吸収が悪くなってしまうことにより、どれだけ食べても太れなくなってしまいます。ですから食欲が落ちて食べなくなると、あっという間に体重は減ってしまいます。

このまま何もしないままだと体の機能はどんどん低下してしまいます。今ある機能をできる限り維持するために、これ以上筋肉を落とさないためのトレーニングと、食生活の見直しをすることにしました。

 

【筋トレ】バランスディスク

今から2年ほど前に、知人からの情報でバランスディスクを購入しました。バランスディスクで体幹を鍛えることで、体を支える筋肉を強化することができます。

今までは気が向いた時に乗せる程度でしたが、12月半ばから1日2~3回、1セット2~3分のトレーニングをスタートしました。

何も支えのない状態のディスクに乗せるのはとても危険なので、わたしの足でディスクを挟んで固定し、その上にクリンを乗せています。最初はバランスを崩して足を滑らせていましたが、今ではゆらゆらしながらも支えなしで立てるようになりました。あまり無理をすると筋肉を痛めてしまうこともあるため、最大3分・3回までにしています。

 

【運動能力維持】毎日のお散歩

クリンはお散歩が大好きです。獣医さんの話だと、お散歩はとても大切で、筋力維持という効果だけでなく、散歩に行く子と行かない子では、心臓の強度が全然違うそうです。

実は以前はあまりお散歩に連れて行ってなかったんです。クリンがまだ若い頃に「この子は心臓が弱いからあまり無理させない方がいい」といわれたことがあり、当時知識のなかったわたしはそれをそのままうのみにしてしまい、あまり外に出さなくなりました。その後心臓に問題ないということがわかり、14歳くらいから毎日お散歩に行くようになりました。

お散歩のおかげで心臓が強くなり、17歳9ヶ月の時に手術を受けることができ、18歳11ヶ月でも麻酔に耐えることができたのだと思っています。

また最近ナックリングが出てきたので、お散歩の時はソックスを履かせるようにしています。

 

【栄養補給】サプリメント投与

クリンがうまく起き上がれなくなった時、知人からサプリメントの情報をいただきました。そのサプリメントは血と骨を作ってくれるようで、知人の愛犬は足どりもおぼつかずヨタヨタ歩いていたのが、このサプリメントを摂るようになってから元気に走れるようになったとのことでした。

クリンもさっそくこのサプリメントを試すことにしました。それと数日前から足腰のためにコラーゲンを摂らせています。うまく立てない理由のひとつに、右前足の脱力が影響していると思っています。病院でも関節が弱ってきているといわれているので、サプリメントがうまく作用するといいなと思っています。

これ以外にも、数種類のサプリメントを与えています。サプリメントは、基本愛犬家の方からいいと聞いたものをチョイスしています。いろんな良い情報がいただけて、とても助かっています。

 

【食生活の改善】食べたいものを食べたいだけ、回数を増やして与える

老犬が痩せてしまう原因のひとつに、胃腸機能の低下があります。クリンが痩せてしまった一番の原因はこれだと考えています。

良質で高栄養の食事を摂らせたいと思いますが、クリンには食べムラがあります。ドライフードは栄養バランスはいいですが、フードだけでは食べてくれません。以前は何とかフードを食べさせようと必死になっていましたが、今では食べたいものを好きなだけ食べてくれたらいいと考えるようになりました。

またてんかん発作後は、一度の食事量が半分くらいに減ってしまいました。少し前から食べ物を飲み込まずに口の中に残してしまうということがたまにありましたが、発作を起こしてからはそれが毎回の食事でも見られるようになりました。

フードはフードプロセッサーで細かく砕いたものなら何とか食べてくれるので、クリンの好きな牛乳や鶏ガラスープと一緒に食べさせています。鶏ガラスープはとても食いつきがよく、調子があまりよくない時でもおいしそうに飲んでくれています。

また、栄養補助食品や介護食等を併用して与えています。肉類は好きでよく食べていましたが、うまく食べられないこともあるため、その場合はフードプロセッサーで液状にして、そこに栄養補助食品を混ぜてシリンジで与えることもあります。

食事の回数は1日4~6回に分け、少量ずつ食べさせるようにしています。今のところ食欲が安定しているので、とても助かっています。

 

 


 

犬の19歳は人間でいうと100歳近いといいます。この年まで長生きしてくれたこと、そして自分でできることがあること自体、とてもありがたいことだと思います。

できないことを嘆くよりも、できることがあることに感謝する。そして今使える機能をできるだけ長く保てるよう、飼い主としてできることを実践していきたいと思っています。

 

もし皆様が試されてよかったことがあれば、ぜひ教えてくださいね!

 

 

ライター:福井 惠子

 

 

【チェックリスト】そのしぐさ、大丈夫? ~10のチェック項目でわかる、犬の老化のサイン~

いつまでも元気でいてほしい大切な愛犬。

愛犬もわたしたちと同じように歳を取ります。残念ながら、人間よりも愛犬の方が歳をとるスピードが早く、小型犬の場合は人間の約4倍のスピードで歳をとるといわれています。

毎日一緒に過ごしていると見過ごしてしまいがちですが、ある時ふと「ついこの間までできていたこと」が「できなくなってしまう」ということがあります。

 

まずは下のチェックリストで、日頃の愛犬の様子をチェックしてみましょう。

 

 

【チェックリスト】愛犬のできることは?

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▢ ご飯は1分くらいで完食する

▢ 固いガムやおやつなどを喜んで食べる

▢ 飼い主さんがいる間はほとんど起きている

▢ 飼い主さんが動くと、寝ていても必ず起きる

▢ ぼーっとしている時間はほとんどない

▢ 運動した後でも足がもつれたりすることはほとんどない

▢ お散歩は10分以上止まることなく歩く(走る)

▢ ソファーやテーブルの上に平気で飛び乗る(飛び下りる)

▢ 足を崩さずにお座りの姿勢がとれる

▢ 自分の体高くらいの段差でも躊躇することなく歩く

 


 

実はこれ、1~10歳頃までは、病気やケガなどがなければ、どの項目も問題なくチェックできる質問なんです。この10項目の中で1つでもチェックがつかない場合は、少しずつ老化が始まっているかも、ということなんです。

老化は一気に進むものではありません。日々少しずつ少しずつ衰えていきます。それまで当たり前にできていたことができなくなった時、飼い主さんは愛犬の老化を実感することが多いのではないかと思います。わたし自身はまさにそうでした。

では、各項目について解説させていただきます。

 

 

チェックリストを確認してみよう

 

▢ ご飯は1分くらいで完食する

犬はほとんど丸飲みでご飯を食べます。なのでご飯を食べるのにさほど時間はかからないのです。噛まずに飲み込めるというのは若い証拠で、年齢を重ねるにつれ、少しずつ飲み込む力が弱まります。一気に飲み込めなくなるため、食べるのに時間がかかってしまうのです。

 

▢ 固いガムなどを喜んで食べる

犬には虫歯はないそうですが、歯周病にはなります。固いガムを食べることができるのは、顎の力が強いことと、歯がしっかりしているから。噛む力は年々弱まってきますので、顎に力がなくなったり、歯に不具合が生じると、ガムを噛む時間が長くなったり、食べられなくなったりします。

 

▢ 飼い主さんがいる間はほとんど起きている

犬は飼い主さんが大好きです。大好きな飼い主さんと一緒の時間は至福の時。飼い主さんの一挙手一投足が気になり、飼い主さんの行くところを目で追ったり、後追いしたり。でも歳をとると、少しずつ睡眠時間が長くなってきます。飼い主さんがいるにもかかわらず、寝ている時間が長い場合は、それだけ睡眠時間が長くなった=老化が始まったといえます。

 

▢ 飼い主さんが動くと、寝ていても必ず起きる

犬は浅く眠ることが多く、ほとんど熟睡しないといわれています。飼い主さんが動くと気配を感じ、パッと顔を上げて飼い主さんを見たりしますが、これも若い証拠です。年齢と共に、眠りが深くなるのか、ぐっすりと寝ていることが多くなり、飼い主が動いても眠ったまま起きなくなることが多くなります。

 

▢ ぼーっとしている時間はほとんどない

飼い主さんと一緒に過ごしている時は、犬は飼い主さんのことで頭がいっぱいです。飼い主さんのことをまるで見張ってるかのようにじっと見つめていたり、飼い主さんにおもちゃで遊んでほしいとねだったり、落ち着きなく動いたりしていることが多いですが、耳が衰えてきて聞こえにくくなったりすると、今まで反応していたことに反応しなくなったり、ぼーっと宙を見つめたりする行動が出てきます。

 

▢ 運動した後でも足がもつれたりすることはほとんどない

犬は運動能力がとても高い動物です。ドッグランにいって散々運動した後も、平気な顔でお散歩に行くことができます。ところが足腰が弱くなってくると、足(特に後足)がもつれたり、しりもちをついたりすることも。後足がもつれたりするのはヘルニアの可能性もありますので、注意深く観察してあげた方がいいでしょう。

 

▢ お散歩は10分以上止まることなく歩く(走る)

犬は散歩が大好き。排泄や他の犬の匂いを嗅いだりする時間以外はほとんど動いています。ところがシニアになると、散歩の途中で急に立ち止まったり、歩くスピードが遅くなったりすることが出てきます。続けて長い時間歩くことができなくなったのは、足腰が衰えてきたサインといえます。

 

▢ ソファーやテーブルの上に跳び乗る

ソファーが大好きな犬は多いと思います。少し背が高くてふかふかのソファーは、家族みんなを見渡せるし寝心地はいいし、最高の場所ですよね。またいたずら好きな犬はテーブルの上に飛び乗ったりすることもあります。しかし足腰が弱ってくると、それまで平気で飛び乗ったり下りたりという行動がしづらくなってきます。最初は1回で飛び乗れていたのに、乗るまでに数回かかるようになったり、飛び降りた時に踏ん張る力が弱まり、前につんのめるようになったりします。

 

▢ 足を崩さずにお座りの姿勢がとれる

たまに横座りのくせがある犬もいますが、背筋をまっすぐにした体勢でお座りができるのは、背筋がしっかりしている証拠。足を崩してしまうのは、筋力の低下も原因のひとつ。今まで背筋をまっすぐにしてお座りできていた子が横座りするようになったら、筋力の低下が疑われます。

 

▢ 自分の体高くらいの段差でも躊躇することなく歩く

若い時は平気でひょいと飛べていた段差でも、歳と共に飛び越えるのが一苦労になり、自分の体高の半分くらいの段差でも躊躇するようになります。犬は後肢から衰えが始まります。段差を飛び越えるために後肢を踏ん張る体勢を取りますが、年齢と共に踏ん張れなくなり、足が上がらなくなってすり足のような歩き方になっていきます。更に老化が進むと、前足も上がりづらくなってきます。

 

 

少しでも長く身体機能を保つために

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この10項目は一般的に言われていることでもありますが、すべて自分自身が経験したことでもあります。

うちの愛犬は、13歳で散歩の途中急に立ち止まるようになり、14歳で持病持ちになり、15歳でソファーに飛び乗れなくなり、16歳で足がもつれるようになり、17歳でしりもちをつくようになりました。

18歳になり、視力も衰えてきたようで、壁などに激突してしまうことがあります。

以前は、寝ていてもわたしが動くとすぐに起き上がっていたので、「この子はわたしといると安心できないのだろうか」なんて思ったこともありましたが、今は先にわたしが起きても、熟睡していて起きる気配もありません。

 

犬は人の4倍ほど早く歳をとるため、わたしたちの時間の感覚よりもずっと早く犬の時間は過ぎています。老化を止めることはできませんが、少し気をつけて見てあげることで、身体機能を長く保つこともできます。

 

足腰が衰えてきたら、段差などに気をつける、フローリングなど滑りやすい床は滑りにくいようカーペットを敷く、ソファーは階段やスロープをつける。

我が家の場合は、若い頃よりもマメにお散歩に行くようになりました。多い時だと1日4回ほど、10~20分くらいですが、筋肉維持のためにも毎日続けています。雨が降った日はバランスディスクに乗せて、インナーマッスルを鍛えるようにしています。

足がふらついても自分の足で歩いてもらい、極力抱っこはしません。それと筋肉が固くならないようにマッサージをするようにしています。頭~首~背中にかけてと太もものあたりを上から下へ血やリンパを流すような感じでやっています。

 

ご飯が食べにくいようであれば、ご飯を食べやすくするため台の上に載せたり、小粒サイズにしてあげたり、お湯でふやかして柔らかくしてから与えてあげると食べやすくなります。また歯に不具合がないか、お口の中をチェックして、もし歯石などがついていたら、歯磨きをしたり、獣医さんに相談するのもひとつです。

我が家の場合は、ニッパーでフードをカットしたり、フードボウルを10㎝ほどの台の上に載せて食べさせています。手作りのトッピングをする場合は、自分で噛んで食べられるくらいの大きさにカットしています。

 

身体機能を長く保つには、日頃のケアが一番効果的だと思っています。

ケアといっても、自分でもできる簡単なことでいいんですよね。ちなみにマッサージはテレビを見ながらしています。テレビに夢中になると、たまに「ワン!」と怒られますがあまり気にしてません笑

 

大切な愛犬には、少しでも長く、元気で健康に過ごしてほしいもの。老化のサインに気付いたら、それは生活習慣を見直してあげるタイミングなのかもしれません。

 

犬の様子は日々変わります。愛犬の老化はあっという間にやってきて、昨日まで当たり前にしていたことが、今日はできなくなっているということもあります。

 

犬は誇り高いため、できないと思った瞬間に諦めてしまい、そのままどんどんできなくなっていくということも考えられます。

 

愛犬の変化に気付いてあげられるのは飼い主さんだけです。できるだけ長く身体機能を保てるよう、共に頑張りましょう。